本物の「引き寄せ」とは。
ココロの話 | 22.07.06
久しぶりにエアコンなしの夜でした。
雨のおかげで、少し気温も落ち着きましたね。
いやいや、本当にあの暑さはこたえました(^∀^;)家仕事だと言うのに。
さて、昨日はオンラインサロン「ZENサンガ」でもお世話になっている雲黒斎さんのお話会に行って参りました。
平日昼の開催は珍しく、火曜日とあらば!行かない手はない。
元々広告業界の方ですので、言葉遣いがとても上手。とてもわかりやすいのです。
そもそもノンデュアリティって、言葉で説明できない世界の話なので、きっと本当に難しいんだと思う。
昨日もいくつかのポイントでお話し下さいました。
その中から「陰陽」のお話を。
あらゆることにおいて陰陽のバランスを取ります。
なので、そのバランスが崩れると、戻そうとして足りない方が自然に足されていく。
「陰」は「in」で取り込もうとする働き。
「あれが欲しい」「これが欲しい」これらは全部「陰」の働き。
引き寄せの法則なども、先に我欲で入れようとばかりしてしまい、叶って手に入りすぎると「陽」つまり「放出」が自然発生していきます。
放出とは、病気の症状(熱が出る・症状が出る)、突然の出費、大切なものを失うなど。
私のことで言えば、苦しみを我慢しすぎて「陰」が限界に来て、関節リウマチを発症し強制終了させられました。
だから。
「出すのが先」なのでした。
下心なく与える精神で「施す」
一般的に施すというと、お金やモノというイメージがありますが、仏教には「無財の七施」という教えがあります。
一、眼施(慈眼施)
慈(いつく)しみの眼(まなこ)、優しい目つきですべてに接することである。
二、和顔施(和顔悦色施)(わがんえつしきせ)
いつも和やかに、おだやかな顔つきをもって人に対することである。
三、愛語施(言辞施)
ものやさしい言葉を使うことである。しかし叱るときは厳しく、愛情こもった厳しさが必要である。思いやりのこもった態度と言葉を使うことを言うのである。
四、身施(捨身施)
自分の体で奉仕すること。模範的な行動を、身をもって実践することである。
人のいやがる仕事でもよろこんで、気持ちよく実行することである。
五、心施(心慮施)(しんりょせ)
自分以外のものの為に心を配り、心底から、共に喜んであげられる、ともに悲しむことが出来る、他人が受けた心のキズを、自分のキズのいたみとして感じとれるようになることである。
六、壮座施(そうざせ)
わかり易く云えば、座席を譲(ゆず)ることである。疲れていても、電車の中ではよろこんで席を譲ってあげることを言う。さらには、自分のライバルの為にさえも、自分の地位をゆずっても悔いないでいられること等。
七、房舎施(ぼうしゃせ)
雨や風をしのぐ所を与えること。たとえば、突然の雨にあった時、自分がズブ濡れになりながらも、相手に雨のかからないようにしてやること、思いやりの心を持ってすべての行動をすることである。
出典はこちらから
こうして、先に施しを行うことで、陰陽の法則に基づき、自然にその時に必要なものが与えられる。ということ。
施すは決して無理をしてするものではありません。そして、欲を持ってはいけない。というものでもありません。
夢は持っていいし、目標に向かって努力することも時には必要。
上手にバランスを取っていくということが大切なのですね。
自分に対して、世界に対して、どこまでも誠実に愛を持って接していけば、その時に必要なものは与えられていく。
それが本当の「引き寄せの法則」だということを教わりました。
時々、ものすごーく断捨離したくなる時があるのは、新しい何かを迎えるためのサイン。
手にいっぱいモノを持っていたら、新しい何かがやってきても、受け取れないですからね。
時に、まるで取り上げられるように、大切なモノを失うことがあるかもしれませんが、それもその大きさの分の何かを受け取るサイン。
あの時は本当に苦しかったし、死をも覚悟しましたが、それ以上の「今」が与えられています。
人生を俯瞰してみても、ちゃんとバランスが取れていました。
だから、決して人生に無駄はないと言い切れます。
いつの時も、断捨離や手放しを意識して、ゆとりを持っていたいなぁと思ったのでした。